補強のかべ
着工前のようす。
壁が少なく襖などの建具で間仕切られています。
既存の構造体と改修後の間取りの兼ね合いを熟慮した上で最も効率よく建物にかかる力を伝達させられる所に筋交を取付ます。耐力壁の下には鉄筋コンクリート製の基礎を新設しています。
耐力壁の筋交と柱の上と下の端部は金物で横架材と接合して補強します。この金物にも無数に種類があって使用する部位によってきちんとした物を選ばないといけません。ココでは筋交には2倍筋交用という物、柱には15kN用引寄金物という物を取付ます。これは水平力によって柱に引き抜き力がかかって柱が横架材から外れるのを防ぐ目的です。
▽こちらは面材耐力壁。
構造用合板というべニヤ板で補強します。
和室の長押、垂壁を職人技で器用に残して柱を差し込み合板をN50@150の釘で固定しています。
接合金物は5.1kN用です。
だいぶ丈夫になってきましたネ☆