外壁工事進行中

足場の養生シートに覆われ工事の進行状況がわかりずらくなってきましたが、現在1階部分の外壁構造用合板張りが進行しています。当社の使用している構造用合板は通常の3尺x6尺のサイズのものと違い土台から梁まで1枚の合板で継ぎ手なく施工できる様に3尺x10尺の物を使用しています。

構造用合板の継ぎ手部分には厚み45以上の材を入れ、釘のピッチを15センチ以内に打ち付ければよいと言う規定がありますが、継ぎ手が無いものと、継ぎ張りしたものを比べると継ぎ手がない方がより強いのは確実です。合板の価格は㎡単価1.5倍程度になりますが、よりしっかりとした家造りが出来ると思っております。

合板の施工が終わった箇所にはすぐに防水のシートを貼っておきます。

構造用合板は使用する釘や釘のピッチなどが細かく規定されており、それらを守って施工されて、はじめて耐震の能力がきちんと発揮される設計となっています。下の写真の赤丸が釘の頭です。ピッチや釘の種類は守られていても見落としがちなのが釘頭の打ちこみ具合です。

仕事を急ぐあまり空気圧を高めに設定し、下の図のBのように釘がめり込ませすぎるとせっかくの構造用合板もしっかりとした厚みで留める事ができずまったく意味のないものとなってしまいまい、欠陥住宅が出来上がります。

入りすぎた釘はだせないので、空気圧は高すぎるよりは少し低いぐらいの圧力で、釘頭が入りきらなかった分については手打ちで仕上げるぐらいがちょうどよいと思います。何事もあせって良い物を造ることはできません。

Fujiyasu

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