焼杉

新築をご検討中のO様。
色々なこだわりをたくさん持たれておりまして。
私のほうも大変楽しく、やりがいを感じながら打ち合わせをさせてもらっております…
今日はその中で外壁材の試作をしてみましたのでご紹介したいと思います。

厚み25ミリ×幅250ミリの杉の板を3枚筒状に組んで立てかけ、下から新聞紙を一枚、丸めて突っ込んで火を点けます。

しばらくするとものすごい勢いで火柱があがってきました。

新聞紙たった一枚の火種でも、煙突効果でジェットバーナーのよう。
一緒に見守っていたO様もかなり興奮気味。

板の厚みから緻密に計算した結果、燃焼時間は5分とでていましたので、きっかり5分後、放水して消火。

完成しました。古来から伝わる焼杉板です。
彫りの深い漆黒の表情がなんともよいです。とてもすばらしい外観になることでしょう。
工場生産のバーナーで表面だけを焼いた市販品とは迫力が全然違います。分厚い板を昔ながらの方法で焼きあげたので、炭化層の耐久性も比べ物にならないでしょう、耐久年数も60年程とか…

今回の作業のようにお客様自ら家づくりに積極的に関わって頂くことで、より愛着のある唯一無二のマイホームづくりに繋がれば嬉しく思います。

 

 

Norikazu

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